便秘改善にいいとされる漢方

あなたはどうでしょうか、便秘と言いますが、便秘（排便がない期間が長く、排便が困難なことをいいます）の原因（これがあって結果があるというのが自然の摂理といえるでしょう）や症状としては、やはり人それぞれ違っているのです。

漢方医学では、便秘をしてる人の体質（遺伝や環境にも左右されますが、本人の努力次第で変えられることもあります）やその際の全身状態、また、何故出ないかと言った原因（これがあって結果があるというのが自然の摂理といえるでしょう）などを細かく考えて、薬を使用します。

便秘の人によく使われる漢方薬（服用の仕方によっては、体に害を及ぼすこともあるでしょう）を紹介しますね。

1. 三黄散(さんおうさん)
この薬には、大黄、黄苓、黄連、という3つの薬が配合されているのです。
お通じをつける効果だけでなく、体を冷やす作用もありますし、赤ら顔やのぼせ（お風呂に入りすぎたり、気温が高く暑い時には健康な人でもしねしね感じることでしょう）、精神不安定などにも効きます。
赤ら顔、いつも身体が熱みたいな、口が乾きやすい、口のにおいがある、小便の色が濃い、冷たいものを好むなんかの傾向のある「熱タイプ」の人の便秘（およそ８００万人もの人が悩んでいるといわれています）に使われます。

2.桂枝加芍薬薬黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう)
この薬のなかの芍薬、甘草、生姜などは腸の運動（自分にとって楽しい、負担にならないものをみつけられるといいですね）を正常にするため、胃腸の弱い人の便秘に使われます。

また、大黄には下剤としての効果があります。お腹が張って腹痛などを伴う人は効果的です。
「寒タイプ」と呼ばれる、手足が冷え（最近では低体温の人が増えているといわれています。人間の平熱は本来３６．５℃で、これは酵素が最も活発に働く温度でもあります）て寒がりの人、時々腹痛があるが暖めると軽くなる、口は乾かない、夜間にしょっちゅう小便に起きるという症状（時には説明が難しいですが、できるだけ伝えるようにがんねってみるといいかもしれません）の人によく使われます。

3.潤腸湯(じゅんちょうとう)
どちらかというと体力のない人、体液成分が不足している高齢者、顔色がわるい、頭（いい、悪いなんてよくいいますが、単純に成績がいいだけでは幸せにはなれないことが多いでしょう）がふらふらするという人の便秘に使われます。
こういう症状の人は「虚タイプ」と呼ばれます。

4.大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)
様々な症状（時には説明が難しいですが、できるだけ伝えるようにがんねってみるといいかもしれません）が重なり、タイプを決めることが出来ないという人に幅広く使われます。

体力のあるなし等あまり細かく考えなくてもよいですが、冷え（冷えを改善するためには、口に入れるもの、つまり、食生活と生活習慣を見直す必要があります）症の人が使用すれね腹痛を起す場合もありますので注意が必要でしょう。